健康食品Q&A

健康食品Q&A事例集

健康食品全般

Q 健康食品を摂取すれば直ぐによくなりますか?
A 健康食品は薬ではなく、食品です。健康食品は3ヶ月くらい続けてはじめて効果がえられ、特に健康な人は体内の免疫力の強化や機能の働きの改善など、直接見えたり感じたりしにくいものです。
健康食品は身体に不足している栄養素を補給したり、身体機能異常を正し、病気に対する自然治癒力を高め、病気の原因を克服します。しかし、速効性はありません。長期にわたって摂取しても正しく摂れば副作用もありません。偏食、煙草、酒、睡眠不足などの悪い生活習慣を改めず、健康食品によって安易に健康を守りたいという考えは間違いです。

Q 健康食品の正しい摂り方を教えて下さい。
A 健康食品は医薬品ではなく食品ですので、何時摂っていただいてもかまいません。一度にたくさん摂るのではなく少しづつ回数を増やすことをお薦めします。ビタミン剤は、脂溶性ビタミンの場合、食前に、水溶性ビタミンの場合は食間または食後に摂ることをお薦めします。

Q 健康食品を一度にたくさん摂っても大丈夫ですか?
A 健康食品はあくまでも食品ですので、お摂りいただく量に制限はありません。ただ、ビタミンCやビタミンB群のような水溶性のビタミンは、一度に必要以上の量を摂っても余分な量が体外へ排泄されてしまいます。水溶性のビタミンは体内に長時間蓄えておくことができないため、こまめな補給をお薦めします。
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シールオイルでダイエット

シールオイルで、ダイエットするとしてもダイエットレシピやダイエットメニュー、を考えましょう。でも男ダイエット、ダイエット茶、豆乳クッキー・クッキーダイエットしかないかもしれませんね。シワたるみは?
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シールオイル

シール・オイル
メタボリックシンドロームが最近話題になり、摂りすぎとされる脂質(油)の量と質が問題視されています。その中で、シールオイル(ハープシールオイル)or(竪琴アザラシ)が注目されています。
シールオイルは多価不飽和脂肪酸(n-3系 オメガ3)のオイルで、DPAが豊富に含まれます。この脂肪酸は体内で合成することができない ( 必須脂肪酸 ) でもあり魚介・海獣に多く含まれます。疫学的にカナダのイヌイットが野菜不足でも健康なのはアザラシを主食とするからと言われています。その中に DHA、EPA そして特にDPAが多量に含まれているからとされています。
シールオイルは、カナダ大西洋北部に生息する竪琴アザラシ、ハープ・シール( Phoca greoenlanica) の油です。
シールオイルは、哺乳動物の油でありながら、魚油と同様、パルミトオレイン酸や長鎖多価不飽和脂肪酸であるEPAやDHAが多く含まれています。また、DPA(ドコサペンタエン酸)やという魚油には少ない脂肪酸が多いのが特徴です。
DPAは長鎖多価不飽和酸の一種で、EPAの10倍も血管内皮細胞遊走能(傷の修復能力)が高い事が発見され1)ています。パルミトオレイン酸は一価不飽和脂肪酸で、必須脂肪酸ではありませんが、これを含む食品はマカデミアナッツなど数少なく、一般の食事ではあまり摂る事ができません。パルミトオレイン酸も血管内皮細胞に取込まれ動脈硬化の予防に役立っている脂肪酸であります。
新鮮な野菜など無く、動物性の食物が中心のグリーンランドに住むイヌイットの人たちは、カロリーの大部分をアザラシの油から摂っています。しかし、25年間の調査で、同様に動物性脂肪からのカロリー摂取の高いデンマーク人に比べ、心臓で死ぬ人が極めて少ない事が判ったのです2)。食事 1,000Kcal当たりのコレステロール摂取量はイヌイットの方が多いにも関わらず血中のコレステロール濃度と、中性脂肪濃度は低いのです3)。この秘密はシールオイルにありました。
イヌイット デンマーク
冠動脈疾患死 3 40 (相対比)
脂肪からのカロリー摂取 39 % 42 %
血中コレステロール 233 mg/100ml 273 mg/100ml
血中中性脂肪 57 mg/100ml 129 mg/100ml
魚油の摂取は心臓疾患のリスクを下げますが、シールオイルはDPAが多く、コレステロールをより迅速に下げるのです4)。
残念な事に、イヌイットの人々の食事は、あまりに偏っているため、都会や工業化された地域に住む人々にはお薦めできるものではありません。特に、種々の抗酸化成分や、ビタミンを含む食物は摂る事ができません。EPA,DPA及びDHAなどの不飽和多価脂肪酸は、リュウマチや関節炎などの炎症に関与するサイトカイン(インターロイキンー1及び、6)を抑制します。このサイトカインは更年期後の女性ホルモン減少による骨量減少にも関与しています。冠動脈疾患、癌、アレルギー、関節炎、糖尿病、肥満骨粗鬆症など、多くの生活習慣病の原因が食生活と密接に結びついている5)、と言われる今日、少量のシール・オイルを天然のビタミンEと共に食生活に加える事の恩恵は計り知れません。また、成人だけでなく、乳幼児の健康の為に、妊婦の栄養補給としても重要です。
シールオイルのもう一つの特徴は、その化学構造にあります。脂肪はトリグリセライドというグリセリンに脂肪酸が3個付いたエステルで、魚油の場合は、長鎖脂肪酸が真中に付いていますが、シール・オイルの場合はいずれかの端に付いています。これがシール・オイルの効果が高く、中性脂肪が溜り難い理由です6)。

資源としてのハープ・シール
カナダ北東部からグリーンランドにかけての海は、鱈(タラ)の重要な漁場です。ところがハープ・シールは、500~600万頭も生息し、日本の漁獲量にも匹敵する800万t/年もの鱈を食べてしまいます。鱈漁が壊滅する可能性があるため、カナダ政府は毎年275,000頭の捕獲を許可しています。したがって、ハープ・シールは絶滅種保護のワシントン条約には該当しません。ワシントン条約で絶滅危機にある種に該当するアザラシはSouthern Elephant Seal( Miroung Leonina), Monk Seal( Monachus Spp)で捕獲は禁止されています。

シール・オイルの製造
シールオイルはこのアザラシの皮下脂肪から採られ、極力、油以外の部分が混ざらない様に注意深く扱われます。通常、AMI社によってカナダ水産省の汚染、腐敗、有害性が無い事の確認の下に製造されています。また、油に含まれる多価不飽和脂肪酸が非常に酸化し易いため、特別の精製方法が採られている上、天然ビタミンEが配合されています。このため、魚油の様な臭気は極めて少ないのです。また、当然ながらPCBや農薬などは検出されません。
シール・オイルの脂肪酸組成(分析例)
脂肪酸 炭素数:二重結合 含有率
パルミチン酸 16:0 7.1 %
パルミオトレイン酸 16:1 16.6
オレイン酸 18:1 25.3
リノール酸 18:2 1.9
リノレイン酸 18:3 0.6
ガドレイン酸 20:1 12.1
アラキドン酸 20:4 0.4
EPA(エイコサペンタエン酸) 20:5 7.4
DPA(ドコサペンタエン酸) 22:5 4.1
DHA(ドコサヘキサエン酸) 22:6 8.6
参考
1) 室田、森田 (東京医科歯科大) Prostaglandins, Leukotrienes and Essential Fatty Acids
54(5),319-325, 1996
2) Inuit diets and diseases Lancet,1:1139-1141, 1983
Kromann & Green, Epidemiological studies 1950-75
3) Barg and others, 1971
4) Christensen & Mortimer, 1996
5) Kane, 1996
Shahidi (Memorial University), J.Food Lipids 4:51-64, 1996
シールオイル ハープ・シール  Phoca greoenlanica アザラシ 油脂 DHA DPA EPA 不飽和多価脂肪酸 DHA(ドコサヘキサエン酸) EPA(エイコサペンタエン酸) DPA(ドコサペンタエン酸)


 DPA(ドコサペンタエン酸) はアザラシオイルのほか、一部の鯨油にも含まれている成分です。DPA(ドコサペンタエン酸)とはアザラシやクジラなどの海洋哺乳類の脂質に多く含まれる多価不飽和脂肪酸です。アザラシなど海獣(英語でSeal)と呼ばれる哺乳類の脂質に多く含まれ、魚には少ししか含まれていません
DPAは動脈硬化の予防作用が非常に大きく、血管内皮細胞の遊走能を高める効果 (動脈硬化予防の指標の一つ)ではEPAの10倍以上もの効果が確認されています。
またDPAには「血管新生の抑制効果」 も確認されています。血管新生とは、すでにある血管から新しい血管が伸びるもので、 この新生を抑制することはさまざまな成人病の予防につながると期待されています。
このほか「シールオイル」 にはアレルギー患者の血液中に少ないとされる 「パルミトレイン酸」が多く含まれ、アレルギーを促進するとされる 「アラキドン酸」がほとんどふくまれていない ことから、アレルギーに対する効果も期待されています。

多価不飽和脂肪酸は水素との二重結合が構造上どの位置にあるかによりn-6系とn-3系に分類され、n-6系にはリノール酸系のベニバナ油、コーン油などがあります。またn-3系にはα-リノレン酸系の魚油(EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸))、シソ油などがあります。 n-3系脂肪酸であるEPA(エイコサペンタエン酸)は 動脈硬化の要因となるコレステロール値や中性脂肪値の上昇を抑制する働き があることで知られています。DHA(ドコサヘキサエン酸)は、心血管系疾患や動脈硬化、脳内に非常に多く存在していることから、 神経細胞の情報伝達をスムーズにするなど、脳細胞の機能維持に重要な役割 を果たしていることが解明されています。
DPA(ドコサペンタエン酸)もこれらと同系で、最近の研究ではEPA(エイコサペンタエン酸)の10分の1の量でEPA(エイコサペンタエン酸)と同等以上の効果が認められるということが報告されています。

 シールオイルと一緒に摂取したらいいと思われる素材を以下に示します。

  マカ
 マカは、ペルーの4000~5000mの高地で栽培されている、アブラナ科の植物で、インカ帝国時代には、特権階級の食物で、戦いの後の褒賞としても使用されていたと言われています。激しい自然条件のもとで育つマカは、ペルーの高地で生活する人々の貴重な栄養源でもあり、かつ強壮食でもありました。
 近年になってマカについての医学的、栄養学的研究が進み、性ホルモン作用や、血行促進作用が報告され、生殖能力の促進・不妊症の治療・月経不順治療をはじめ、ストレス・疲労を癒すエネルギー源として注目されています。

  スッポン油
 太古の昔から生息し、現在までその姿・形を変えず生存しているスッポン。旺盛な生命力から洋の東西を問わず珍重され続けています。健食業界でも強壮に美容に珍重されています。本場中国でも、スタミナ源として人気です。

○栄養情報担当者(NR)Nutritional Representative
栄養情報担当者とは、健康・栄養食品に関する正確な情報・知識をもち、NRの名称を用いて、消費者に対して健康・栄養食品に関する適切な情報を提供することを主な業務とします。管理栄養士や薬剤師にはNRの受験資格があります。

○管理栄養士
管理栄養士(かんりえいようし)とは国家資格である「管理栄養士国家試験」に合格した方がこの管理栄養士を名乗る事ができます。栄養士としての様々な仕事は管理栄養士資格を取得していなくてもすることはできますが、管理栄養士資格を取得している方は栄養管理のプロフェッショナルです。

○栄養士
栄養士(えいようし)とは、専門学校などの栄養士養成課程を卒業することで取得する事ができる資格です。

Q サプリメントと薬はどう違いますか?
A サプリメントと薬は混同されがちですが、サプリメントは薬のように即効性があったり、病気の治療を目的としたものではなく、「食品」です。毎日の食生活の中で不足しがちな栄養素や機能性に優れた成分を手軽に効果的に補うことができますので、生活習慣病の予防や美容など、健康でいきいきとした毎日を過ごすために役立てらられます。

Q 副作用はあるの?
A サプリメントは食品ですので、副作用はありませんが、体質や体調などによって、まれに身体に合わないこともあります。商品パッケージやカタログ等で使用原材料をすべてご案内していますので、食品アレルギーのある方や特に敏感な方は、必ずご確認下さい。また、初めてお摂りになる場合には、少ない量から様子をみながら試されることをおすすめします。

Q 三食きちんと食べていればサプリメントは不必要?/サプリメントを飲んでいれば食事は不必要?
A 毎日のお食事で必要な栄養素をバランス良く摂ること、これが理想であり基本です。とはいえ、私たちの食生活は外食や偏食、不規則な生活によって、どうしても栄養バランスが偏りがちです。また、環境の変化から食品が本来持っている栄養素そのものが低下しているとも言われています。だから、不足している栄養を補うためにサプリメントを是非活用して下さい。
さらに、より美しくなりたい、より活動的になりたいなどの要求にあったサプリメントを上手に利用して、健康な毎日を過ごして下さい。
尚、バランスの取れたお食事が健康のためには一番大切なこと。だから、食事の代わりにサプリメントを利用するというのは本末転倒です。

Q 効果はどれくらいの期間ででますか?
A サプリメントに含まれる栄養成分の中には、短時間で効果を感じられるものもありますが、ほとんどは実感できるまでにある程度の時間が必要です。体質や体調、個人差もありますので一概に言えませんが、お肌が気になる方でしたら、お肌の新陳代謝サイクルが約1ヶ月と言われていますので、最低でも1ヶ月、その他の場合でも3ヶ月~半年くらいを目安に、まずは続けてみて下さい。

Q 添加物は使用しているのか?
A 内容成分が酸化しやすいものに関しては、ビタミンEを酸化防止剤として添加したり、錠剤を固めるために最低限必要な食品添加物を配合していますが、すべて食品として安全を確認されたものです。極力天然のものを使用するように努めていますので、ご安心下さい。

Q いろいろな種類を組み合わせて摂取してもいいですか?
A 一般的には食品ですので、一度に複数のサプリメントを組み合わせて摂っても心配ありません。しかし商品によっては成分が重なる場合がありますので、目的に合わせてどちらか一方を選んだり、目安量を調節してご利用下さい。

Q 1日のうちでいつ摂るのが効果的ですか?
A 食品ですので、いつ摂ってもかまいません。ライフスタイルに合わせてご自由にお摂りいただけますが、1日の目安量を朝・昼・晩など、2~3回に分けて食後に摂るのが理想的です。より効率よく摂りたい方は何回かに分けてこまめに補って下さい。

Q 摂りすぎの心配はありませんか?
A 健康維持のために設定されている目安量程度では摂りすぎの心配はありません。ご安心してお召し上がり下さい。

Q 妊娠・授乳中に摂っても大丈夫ですか?
A サプリメントは食品ですので、妊娠・授乳中の方でも大丈夫です。普段のお食事から栄養について気をつけていただくのはもちろんですが、不足しがちな栄養はサプリメントを活用してお摂りいただくことはいいことです。
しかし、妊娠・授乳中におすすめしていない成分は、ビタミンAやビタミンDです。
商品のパッケージやカタログでご確認下さい。

Q 薬と併用しても大丈夫?
A 食品ですので、基本的には併せて摂っても大丈夫ですが、お薬や病気の内容によっては、食事制限や他の薬との兼ね合いが問題になる場合もあります。病院から何らかのお薬が出ていたり、通院中の方は、事前にかかりつけのお医者様や薬剤師の方に相談されると、よりご安心してお摂りいただけます。

Q どのように保存すればいいですか?
A 錠剤やカプセルタイプのサプリメントは、開封・未開封に関わらず、高温多湿を避けて直射日光にあたらないような場所で保存して下さい。各商品のパッケージを必ずご確認下さい。

Q 賞味期限はありますか?
A サプリメントは食品ですので、すべての商品に品質保証期限または賞味期限を設定しています。これは未開封で、一番良い状態で摂れる目安となる期限です。各商品のパッケージに印字されていますので、ご確認下さい。
尚、開封後についてはご家庭での保存状況によっても異なりますので、賞味期限に関わらず、できるだけ早くお召し上がり下さい。

Q まとめて買い込んだけど、どのくらいもつの?
A すべての商品パッケージに「賞味期限」が記載してあります。未開封で高温多湿・直射日光を避けて保存していただければ、その期間内は大丈夫です。開封した後は、どのサプリメントも賞味期限に関わらず、できるだけ早くお召し上がり下さい。

Qアルミ袋からボトルに詰め替えて使ってもいい?
A アルミ袋についているチャックをしっかり閉めれば、十分お使いいただけます。詰め替える場合は、専用の詰め替えボトルをご利用下さい。また、必ず詰め替えボトル専用の乾燥剤をセットしてお使い下さい。
尚、梅雨などの湿気の多いシーズンは、ボトル用乾燥剤をこまめに交換して下さい。

Q 携帯ケースでの保管期間は?
A 携帯ケースは、外出先や旅行先でもサプリメントを手軽に摂れるように作られたものなので、長期間の保存には適していません。また、中には湿気に弱い成分を含むものもありますので、携帯ケースの中に保管したサプリメントは、2~3日以内にお召し上がり下さい。

Q ビタミン(サプリメントも含む)の腸管からの吸収率は何%ですか?
A ビタミンの吸収率に及ぼす因子は非常に多く、体質や環境による影響も大きい為に一概に何%吸収されるとする見解は見当たりません。
各ビタミン吸収率に及ぼす因子として、以下が挙げられています。
1. 摂取するビタミン量:ビタミンの吸収率は、摂取ビタミン量が少ないほど吸収率が高くなる傾向にあります。
2. ビタミンと同時に摂取する食事の有無:脂溶性ビタミンは、他の脂質と同時に摂取した方が単独で摂取するよりも吸収が良くなります。
3. 体内のビタミン状態:摂取する方の体内のビタミン栄養状態が悪ければ吸収率は高くなる傾向にありますし、一方で加齢に伴い栄養素の吸収率は全般的に低下します。
(参考:ビタミンハンドブック)

Q ビタミンCも一度に大量に摂りすぎると身体に悪いですか?
A 一度にg単位(2000mgなど)摂取すると下痢を起す場合があります。日常生活では、3度の食事の時にまんべんなく摂取されるのが理想的です。
 
Q 喫煙する人が多めに摂った方がいいビタミンはありますか?
A 喫煙の害は、喫煙者本人だけでなく、喫煙しないまわりの人にも及びます。
喫煙者では、非喫煙者に比べて、吸い込んだこれらの有害物質を解毒する為に、ビタミンCの代謝が速くなっていて、生体内のビタミンC総量を減らすことがわかっています。
また、小腸でのビタミンCの吸収も低下するともいわれています。
したがって、ビタミンCに加えて、ビタミンE、適量のベータカロテンなどの抗酸化ビタミンを摂ることが薦められています。
(参考:新ビタミンCと健康)

Q ビタミンCやEの相乗、相加効果については?
A β-カロチン、ビタミンC、Eは、いずれも抗酸化物質として働き、さまざまな臨床試験で併用されています。このうち、ビタミンCは、抗酸化作用を発揮した後に不活性化したビタミンEをもう一度活性化させる作用のあることが知られています。

Q ビタミンEの単位表示が2つありますが、どう違うのでしょうか?
A ビタミンEの単位表示にはmg(またはmgα-TE)とIUの2つの表示があります。
現在では、栄養所要量にはmgが使われていますが、一般的にIU表示も浸透しているため、アメリカのサプリメントでは、IU表示が多くみうけられます。換算式は、天然のα-トコフェロールの場合 1 mg=1.5 IUです。

Q 天然ビタミンEと合成の違いを教えて下さい。
A 天然物と化学合成品は、構造が同じなので、ほとんどの場合生理活性は同じです 。
しかしビタミンEの場合は、医薬品では天然と合成どちらも使用は許可されていますが、食品では、栄養強化の目的であれば、天然のみの使用が認められております。最近の研究により天然と合成では生体内の利用性が1:0.5程度とされていますので、ビタミンEは天然のd-α-トコフェロール(合成はdl-○○と表示されています)の方が、生体内での利用性が高いということです。

Q サプリメントを毎日とることで食物からの吸収は悪くなりませんか?
A 食物からのビタミンもサプリメントからのビタミンも基本的には生体内で同じように吸収・代謝を受けます。そのため、サプリメントを摂取する事で食物由来のビタミンの利用が悪くなる事はありません。
常に生体内のビタミンの飽和状態を保ち、運動やストレスなどによるビタミンの多量消費に備えるためにも、日常的に食物やサプリメントからの積極的なビタミン摂取をお勧めします。

Q β-カロテンとレチノール(ビタミンA)の関係を教えて下さい。
A 自然界に500種類以上が知られている橙色や黄色の色素をカロテノイドと呼び、その代表がニンジンなどに含まれるβ-カロテンです。ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草など色の濃い野菜、緑黄色野菜に多く含まれます。生体内に入ると、β-カロチンは必要に応じてビタミンAに変換されます。β-カロチンは中央部が開裂して2分子のレチノール(ビタミンA1)を生成します。レチノールに比べてβ-カロテンの吸収効率は約1/3とみなされていますから、β-カロテンのプロビタミンA活性は、レチノールの約1/6程度ということになります。

Q β-カロテンの1日の所要量を教えて下さい。
A 「第6次改定 日本人の栄養所要量」において、ビタミンAの所要量は策定されています。しかし、β-カロテンについてはプロビタミンA(ビタミンAの前駆物質)であり、β-カロテン欠乏症が知られていないため、所要量は決められていません。

メタボリックシンドローム!
平成19年から始まる特定健診制度(糖尿病等の生活習慣病に関する健康診査)では、メタボリックシンドロームの概念を応用して全ての健康保険者に特定健診の実施を義務化すると共に、メタボリックシンドローム該当者、または予備群と判定されたものに対して特定保健指導を行うことも義務づけた。メタボリックシンドロームは生活習慣に強く関連している。生活習慣を見直して、メタボリックシンドロームにならないようにしましょう。 メタボリックシンドロームの原因として、以下の2点が考えられます。
・血糖値を下げるインスリンに対する抵抗性の増加。
・脂肪細胞の機能が異常。
肥満になると脂肪や筋組織の糖分の取り込みが減少し、インスリンが働きにくくなる。また、筋肉や肝臓でのグリコーゲン合成酵素の働きが低下する。このため血糖値が上昇し、糖尿病や高血圧などを発症しやすくなる。 発病原因がそれぞれ異なると考えられていた生活習慣病ですが、研究が進むなかで生活習慣病の原因として代謝異常(糖代謝及び脂質代謝)が関係していること が明らかになってきたため、メタボリックシンドロームが注目された。
○ 気をつけること
• 適正な体重を保つ。 BMI=Body Mass Index(ボディマス指数・体格指数)22を
• 野菜・乳製品・豆類などを取り入れたバランスの良い食事。
• 規則正しい食生活(1日3回食事)。
• 寝る前に間食をしない。
• 脂肪を控えめにした食事を心がける。
• 薄めの味付け。
• 糖分の多い「お菓子・ジュース」を控える。
• 無理をしない運動をみつけて、毎日続ける。 「一日一万歩」を目標
• 睡眠・休養をしっかり取る。
• お酒の量を控える。週2日はアルコールをまったく飲まない。
• 禁煙する。
参考:お酒やタバコとの付き合い方

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